Denver Sofa
中学生の頃、熱心に通っていた空手道場に「コロラド州デンバーに支部がある」と聞いた。
それ以来、行ったこともないのに「Denver, Colorado」という言葉が頭のどこかに居座り、ロッキー山脈の見える街に親しみを抱いてきた。
17歳の頃、毎週木曜日に放送されていた倉本聰脚本のドラマ「ライスカレー」が大好きだった。
「カナダはバンクーバーでライスカレーの店をするから来ないか?」という誘いに乗った銚子の若者がカナダに渡る物語。彼らを誘った張本人・次郎が蒸発し、英語も話せないケンとアキラの“次郎探しの旅”が始まる
旅の途中、彼らはログビルダーの日本人・BJと出会い、その建築現場で働くことになる。
好きな場面のひとつは、みんなで焚き火を囲むシーン。陣内孝則扮するアキラがギターを弾き歌い始めると、輪の中にいたジェーンが嬉しそうに「John Denver!」と声を上げる。
気になってレコード店へ行き、John Denver のレコードを手に入れた。
「カントリーロード」を聴いてみたら、ドラマで耳にしたアップテンポな曲とは全く違う、ゆったりした曲調で少し拍子抜けした。でもそれ以来、John Denver をよく聴くようになった。
ソファの話のはずが、ずいぶん遠回りしてしまったが、そんなこんなで “Denver” はずっと自分の中に残っていた。