Havana Arm Chairよりも少しワイドで奥行きを広くしている。この椅子も何度も試作を繰り返し、絶妙なサイズとポジションを探し求めた。アーム先端の下側にわずかな膨らみを持たせた“イノッチライン”も、しっかりと受け継がれている。腕を預けて指先をそこに滑らせると感じる感触は、大袈裟にいえば胡桃をふたつ手でニギニギしているような感覚に少しだけ近く、落ち着きを取り戻すきっかけになり得る。
バタバタとした一日の終わりに、ここに腰を下ろして穏やかさを取り戻す時間。そんな居場所があるのは、とてもいいことだと思う。