シェードを支える部分は当初、真鍮のパイプを立ち上げるデザインを考えていた。試しに高さを検討するため、そばにあったソファの脚を仮に載せ、その上にシェードを置いてしばらく眺めていた。
いざ出来上がった真鍮パイプに差し替えてみると、どうもピンとこない。むしろ、偶然使ったソファの脚の方がずっとしっくりきたのだ。積み木のようなその形が、不思議な魅力を放っていた。そこで偶然生まれたその造形を、そのまま取り入れることにした。
シェードには、ラオスの村で昔ながらの方法で紡がれた無着色のコットンを使用。素朴な木部とその質感が重なり合い、独特の世界観が生まれた。
無塗装の木肌には木目や節の表情がそのまま現れ、一つとして同じものはない。素朴さの中にエッジの効いた要素があり、空間をやさしくも凛と引き締めてくれるランプ。