Linn Side Table
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1999年2月、大阪・堀江のギャラリーでエキシビションを開催することになった。
タイトルは「Truck Tables 3×3、ideas on specimens on table」。
TRUCK の世界観をあえて家具以外のもので表すことにした。
どこかで拾った小石や葉っぱ、イラスト、日常を切り取った写真、8ミリで撮影したショートムービーが見られるおもちゃなど。
そうしたものを 500×500、高さ550mm の9つの台の上に展示するという内容だった。
その“台”を、節や割れの入ったホワイトオークで作った。
四角い天板に四角い脚4本。小ぶりながら存在感のあるその台は、これ以降の TRUCK における OAK TABLE の原点となった。今でもいくつか手元に残している。
それをもっと単純にして作ってみたくなった。
一筆書きで描けるような形にし、サイズを少し変更。
けれど近づいてよく見ると、実は複雑な手仕事が込められている。
4本の角脚と4本の角材が編み込まれるように交差しているのだ。
離れて見ると複雑さは薄れ、シンプルなアウトラインだけが浮かび上がり、その姿は凛として見える。
はい。それで「リン」。Nをひとつ足して名前にした。
この台が部屋にあると、空気が少し締まり、空間が凛とする気がする。
4ヶ月
完成品でお部屋の中まで運び入れ、ご希望の場所に設置します。
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