Still Life with S.T,N.E. #1 Naohiro Akiya ( yacipoci )

Still Life with S.T,N.E. #1 Naohiro Akiya ( yacipoci )

秋谷直弘

yacipoci ( と wapiti と poru ) オーナー
酒と音楽と趣味にまみれた男。週末は夫婦して愛車のローバーミニで「サンソン」を聴きながらドライブに夢中。もちろん夜は酒場にまっしぐら。


大阪・北浜の「yacipoci」は、昭和初期の復刻ビアサーバー「スイングカラン」で丁寧に注がれる生ビールと、レコードから流れる音楽を楽しめる大好きなお店。音と一杯が、自然と時間の流れをゆるやかにしてくれます。

Morgan Sofa

文:秋谷直弘

結婚を機に二人で初めて買ったのは新生活定番ブランドの3シーター。
振り返ってみれば15年以上という長い間、夫婦してお世話になっておりました。

その後30歳を機に大阪へと拠点を移したことがきっかけで、TRUCK FURNITUREを知り、縁あって近所でもあったショールームに通いだし、FK SOFAをはじめいろいろなソファに座り、夫婦して歓喜したのを覚えております。何度も座っているうちにすっかり惚れちゃいまして、「いつかTRUCKのSOFAを買うんだ!!」なんて、目標ができたのも至って自然な流れでした。

自分自身の好きが高じて、部屋をリノベーションしたり、店まで作ってみたりといろいろやってきたのですが、頭の片隅には自分の作ったこの空間にTRUCKのSOFAがあればなぁと、指を咥えて夢見続けてきたわけです。

そうこうしているうちに幸運にもTRUCKやBirdの方々との交流が始まり、黄瀬さんご本人とも出会い、TRUCKがもっと身近に感じるように。その出会いがきっかけとなり、TRUCKの家具そのものの魅力だけではなく、その背景も 含めて以前より深く傾倒していきました。それも至極自然に。 

そもそもの最初はFK SOFA一択だったのですが、激しい我が優柔不断の性格ゆえ、DT、 HN、TSと迷いに迷い、その「迷っている」、というか頭の中でシミュレーションしている こと自体がなんだか楽しくなってきて、結局は長い時間を妄想の中でで過ごしてきたのであります。

とはいえいよいよ「本当に買うぞ」という段になりまして、夫婦して悩みに悩み、案の定妄想に妄想を重ね、それをあてに飲みに飲み、HN SOFAかTS SOFAのどちらかを、とまで絞り込んだんです。
まさにそんな、ほぼ買う段階まで来ていた時に、黄瀬さんと酒を酌み交わしていると、「大人のTRUCK」の話に。そうです、現在の「S.T,N.E.」話です。 どうやら僕らの選択肢がまた増えるご様子。困ったもんです。 とはいえ、そんな次の夢の話をしてくれたのが、なんだかものすごく嬉しかったのも鮮明に覚えています。 

こうなりゃもうその「S.T,N.E」のSOFAも選択肢に入れて、再び悶々とするのが正解というものでしょう。 (ただこの時は買うのはHN SOFAかTS SOFAなんだろうなと思っていました。)

そして、黄瀬さん宅でのはじめての「MORGAN SOFA」との出会い。
思いっきりTRUCK脳だった僕ら夫婦には、正直なところそのモダンともとれるデザインに最初はピンと来ませんでした。

ところが、じっくりと座ったり寝転んだり飛び跳ねたりしてみるとこれが一変。 その見た目からは想像のできない深い包容力があり、めっちゃ驚かされました。

どんな体勢でも程よい奥行きでカラダ全体を受け止めてくれる。 そしてこれだけのボリューム感があっても、場を圧倒するような感じはなく、 スッと部屋に馴染む妙。もうね、惚れました。 芯にはちゃんとTRUCKがあったんです。

念の為、最後にショールームでHN SOFAとTS SOFAにも座り比べてみましたが、 優柔不断な夫婦が、もう全く揺らぎませんでした。

つらつらと長文でお目汚ししてしまいましたが、そんな経緯を経て我が家に来て一年と少しが経ちました。 なんだかSOFAという「モノ」って感じではなく、愛車のような相棒みたいな存在。 心地よくて夫婦してしょっちゅう寝落ちしてる今日この頃であります。





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