芯のあるものづくり ― Kvadratと出会って

芯のあるものづくり ― Kvadratと出会って

Kvadratのファブリックに出会ったときは、正直、興奮した。無地に見えるのに、実は微妙に異なる糸が織り込まれていて、単色のフラットではない。

その奥行きから生まれる独特の触り心地は、とても心地いい。そして耐久性にも自信があり、多くのファブリックは10年保証が付いている。色褪せやほつれも簡単には起こらない。

これを知ったとき「ぜひ取り入れたい」と思った。
そして同時に「このファブリックにふさわしい家具を作らなければ」と強く感じた。

芯のあるものづくり ― Kvadratと出会って

文:黄瀬徳彦

 

長年使われることで、より美しく、かっこよくなっていくものが好きだ。ただ、最初から古く見えるように作られたものではない。毎日の生活の中で歳月を重ねることで良さが増していくものがいい。家具も人も同じかもしれない。長く使ってもらうためには、もちろん耐久性が必要だし、見た目にも飽きがきてはいけない。

そこには作り手の責任がある。

そんなことを思いながら家具を作ってきた。S.T,N.E.の家具を考える中で、できるだけ削ぎ落とし、さらに品質を高めたいと思っている。それは、一見何の変哲もない無地のニットのようなもの。触れば上質さと心地よさが伝わり、実際に身につければもっと気持ちいい。それは家具も同じだと思う。

Kvadratのファブリックに出会ったときは、正直、興奮した。無地に見えるのに、実は微妙に異なる糸が織り込まれていて、単色のフラットではない。その奥行きから生まれる独特の触り心地は、とても心地いい。そして耐久性にも自信があり、多くのファブリックは10年保証が付いている。色褪せやほつれも簡単には起こらない。これを知ったとき「ぜひ取り入れたい」と思った。そして同時に「このファブリックにふさわしい家具を作らなければ」と強く感じた。

20年以上作り続けているFK SOFAをKvadrat仕様にするにあたり、中に使う素材を見直し、改良を加えた。その改善は、現在すべてのFK SOFAに反映されている。

Kvadratのように芯のあるものづくりを知ると、こちらのスイッチも入る。
今まで以上に、もっと良いものを作っていきたい。


 

 

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